「批判ばかりされた子どもは非難することをおぼえる」という言葉に始まる詩は、「可愛がられ抱きしめられた子どもは世界中の愛情を感じることをおぼえる」と結ばれます。
(全文を下記に)
慈愛園の創立100周年記念講演で教えていただきました。マイナスの投げかけを受け続けるとマイナスの姿勢が、プラスの投げかけを受けるとプラスの姿勢が育つ。当たり前といえば当たり前かもしれません。
でも、当たり前を意識し、繰り返し肝に命じることがなければ、忘れ去られてしまうものでもあろうかと思います。
スウェーデンでは、この詩が街中にポスターとして掲示されているそうです。
加えて中学の教科書にも掲載され、教えられると聞きました。
言葉が養い、励まし、作るということに信頼し、それを伝え、共有しているのです。
それは、まだ見ぬものを信じることでもあるのではないかと思います。
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『子ども』 ドロシー・ロー・ノルト
批判ばかりされた子どもは
批判ばかりされた子どもは
非難することをおぼえる
殴られて大きくなった 子どもは
力にたよることをおぼえる
笑いものにされた子どもは
ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた子どもは
鈍い良心のもちぬしとなる
しかし、
殴られて大きくなった 子どもは
力にたよることをおぼえる
笑いものにされた子どもは
ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた子どもは
鈍い良心のもちぬしとなる
しかし、
激励をうけた子どもは
自信をおぼえる
寛容にであった子どもは
忍耐をおぼえる
賞賛をうけた子どもは
評価することをおぼえる
フェアプレーを経験した子どもは
公正をおぼえる
友情を知る子どもは
親切をおぼえる
安心を経験した子どもは
信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられた子どもは
世界中の愛情を感じとることをおぼえる
自信をおぼえる
寛容にであった子どもは
忍耐をおぼえる
賞賛をうけた子どもは
評価することをおぼえる
フェアプレーを経験した子どもは
公正をおぼえる
友情を知る子どもは
親切をおぼえる
安心を経験した子どもは
信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられた子どもは
世界中の愛情を感じとることをおぼえる
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