2016年9月10日土曜日

健軍情報89-御船再訪


避難者さんのためにケアマネさんが必死に探してくださったサ高住
この木曜日、1週間ぶりに御船スポーツセンター避難所を訪ねました。
先日伺った折、皆さんいい感じでギターで歌っておられたので、
うちの避難所の避難者さんだった大山桂司さんにも、
ここで歌ってもらったらいいのでは、と勝手に考えたのです。
それで、この避難所でドリームカフェを運営しておられる
在日大韓熊本教会の金聖孝牧師に連絡を取って、
ギターを抱えた大山さんと一緒に、再度センターをお訪ねしてきたのでした。
視覚障がい者柔道で「世界」のタイトルをとったこともある
アスリートでもある大山さん
わたしはギターはまったくダメですが、
大山さんは、先日健軍教会でコンサートをなさいましたし、
健軍商店街を中心に、ストリートでも歌われるので、
ギターもトークも、慣れたものです。
往年の名曲や、ご当地ソングの火の国旅情などを歌って、
避難者さんやボランティアさんから
やんやの喝采を浴びていました。
この日は、佐世保からボランティアに入っておられた
日本キリスト教団の深沢牧師とも再会しました。
深沢先生とは、健軍教会がオルガン購入を検討していた2011年に、
佐世保教会が所有しているガルニエ社のポジティフを、
見学・試奏させてもらいに出かけたご縁があるのです。
結局、健軍教会も、佐世保教会と同型の
中古のポジティフオルガンを購入することとなり、
その節には、大変お世話になったのでした。

ひょんなことから、いろいろなつながりが結びあわされますが、
深沢先生も、わたしと同じく木工を趣味にしておられ、
わたしよりも遙かに合理的で安全な道具や治具を使って、
避難者さんたちにマイ箸づくりの指導をなさっておられました。
アリーナの中は、ごらんのように布で仕切られた避難スペースです。
この日は97人の避難者さん。
 夕方、80日間の入院生活を終えて退院してこられた
元避難者の会員さんを訪ねた帰り、
くれなずむ江津湖畔でひと息つきました。
この江津湖も、地震の直後は水涸れが心配されましたが、
今はご覧のとおり元通りです。
でも、地盤沈下の影響で、
あちこち水が涸れたり、新たに吹き出したり、
地面の下も地表と同様、
いろいろややこしいようです。


黄昏時の江津湖畔

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