2018年6月9日土曜日

水俣病の語り部 杉本肇さんの思い

南熊本の6教会で構成する南熊本群。
今年の初夏の集いの会場は水俣教会でした。
関満能先生と石原明子さんら、水俣教会のみなさんの準備で、
大切な時間を共有することができました。
水俣の人たちの間では、なかなか語り合うことの難しい
水俣病をめぐる水俣の歴史と課題。
水俣教会の歴史を追ってこられた中島一さん、

水俣病患者の家族に産まれ、
家族とともにその歴史をきざんでこられた杉本肇さん。
その苦難と明日への思いを伺いながら、
水俣の方々に分断をもたらした人の罪の深さと、
それでもそこから、新しい水俣に向かってあゆみだしていこうとする
人のつよさの尊さをおもわされました。
 軽々しく語ることははばかられる赦しの言葉。
受け止める側も問われていると感じさせられました。
またお昼は、漁師である杉本さんが前日に水揚げされた
水俣名産、杉本水産の無添加「しらす丼」。
水俣の海の幸に舌鼓を打ち、しばしの交わりの時を楽しみました。
 プログラムの終了後、有志でエコパークに出向き、
杉本さんから、命をいとおしみ、
いのりをあわせる慰霊の場で、
ひととき、沈黙の祈りを持ちました。


 

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