2017年4月28日金曜日

岩永知樹チェロリサイタル

岩永知樹さんは、在京のオーケストラの客演首席奏者や
ソリスト、アンサンブルでも活躍なさっておられる
神水教会にゆかりのあるチェロ奏者で
各地でチャリティーコンサートを催されたり、
日本福音ルーテル教会シリーズと題して、
熊本のルーテル教会でも演奏活動を続けておられます。
この週末は、水よう音楽会でもファンの多い藤本史子さんを伴奏者に迎え、
はじめての健軍教会でのリサイタル。
健軍教会のひびきわたる礼拝堂で、
どんなリサイタルになるのか楽しみです。
チケットは096-344-9589までお問い合わせを。

2017年4月25日火曜日

福嶋由紀&藤本史子

若葉の季節。
そろそろ素敵なソプラノを楽しみたくありませんか? 
明日、「春のおくりもの」を受け取りにおいでください!
みなさん、明日の午後7時半、
けんぐん水よう音楽会です。

 

2017年4月20日木曜日

健軍情報114-宗教者の祈り

19日、世界宗教者平和会議(WCRP)主催の
熊本地震の追悼と鎮魂ならびに復興合同祈願式に
出席してお祈りしてきました。

主よ、わたしの祈りを聞いてください。
 この叫びがあなたに届きますように。
 苦難がわたしを襲う日に、御顔を隠すことなく、御耳を向け、
 あなたを呼ぶとき、急いで答えてください。
詩編102:2-3

仏教各派 イスラーム 新宗教等の方々がお祈りなさいました
私たちに命を与え、その命を育くんで下さる全能の神さま。
1年前に発生した熊本地震を覚え、
この地震に関係して天に召されたすべての方々覚えます。
どうかこの方々が、あなたのみ許にあって
安らかに憩うことが出来ますように。
また、愛する家族を失った悲しみの中におられる方々の心が、
あなたのゆたかな慰めによって、癒やされますように。
会場となった金光教木山教会長さんによる被災時のお話し
神さま、震災の発生から、既に1年が過ぎゆきましたが、
今なお多くの困難と、さまざまな痛みの中に居る方々がおられます。
家屋、農地、仕事、家財、仲間、
地域との結びつき、将来の計画、平安な生活・・・。
多くのものを失ってしまった痛みのなかにあり、
希望を失っておられる方々を、あなたの希望と平安で満たして下さい。

祈祷会に先立って行われた被災地域の案内
 
神さま、こうした困難な中にあっても、
あなたは、多くの人々との絆と、支援のつながりによって、
苦しむ者たちに力を与えて下さいます。
どうか、被災地で生きる人々に、優しさと勇気を与え、
あなたか与えて下さった、人々が助けあっていく心、
ともに生きていこうとする力を、この熊本でゆたかなにはぐくみ、
大きく花ひらかせて下さいますように。
社殿が倒壊した木山神社の権禰宜の矢田さんのお話し
神さま、いま、こうして、さまざまな信仰を持つ者たちが、
それぞれの思いを重ね、祈りを捧げています。
どうか、み心ならば、この祈りを祝福し、
わたしたちの言葉にならない思いも含めて、
わたしたちの祈りを聞き届けて下さいますように。
 
主、イエス・キリストによって祈ります。
アーメン



お二方が天に召されたという会場近くの空き地には花が献げられていた

2017年4月17日月曜日

健軍情報113-盛況でした。チャリティーコンサート

本震のあった夜、4月15日18時から行われた
「明日に届け 希望の響き」と題したチャリティーコンサート。
179名という教会一杯のお客さんにおいでいただき、
盛況のうちに開催されました。
健軍教会からは、がんばりました、へなちょこ聖歌隊!
曲の良さと編曲の良さに助けられ、
なんとかオープニングを飾りました。
続いて歌好き酒飲み集団
アンサンブル「こおろぎ」。
すてきなミサ曲を披露して下さいました。
震災1年を覚えるこのコンサートでは、
避難所運営などにも取り組んだ健軍教会の取り組みも
報告させていただきましたが、
冒頭では、熊本地震でなくなられた217名の方々を覚えて
黙祷がささげられました。

休憩の後の後半は、
箏の角田ちひろさん
クラシックギターの山下紅弓さん
チェロの佐藤響さん
バイオリンの木村正貴さん
いずれも若手の実力者ばかり。
おひとりおひとりの情熱と祈りのこもった演奏に
おおきな勇気をいただいたコンサートでした。
 コンサートの最後には、出演者全員で
祈りを込めてアヴェヴェルムコルプスを演奏しました。
今回のコンサートでいただいたカンパ、
約15万弱は、健軍教会が取り組んでいる
被災学生生徒奨学金の原資として用いられます。
 
ご参加、ご支援いただいたみなさま、
どうもありがとうございました。
 
 
 


2017年4月15日土曜日

健軍情報112-奨学金とチャリティーコンサート

健軍教会は、この度の地震で被災し、
困難な中にある中高生・大学生・専門学校生に、
被災学生・生徒奨学金を支給する事業に取り組んでいます。
 
この奨学資金の原資のために、本日4月15日午後6時より、
健軍教会においてチャリティーコンサートを開催いたします。
入場無料。カンパ制です。
また演奏の合間に、健軍教会の被災者支援についての報告があります。
 出演は、主催する健軍教会の聖歌隊と、
共同主催のアンサンブル「こおろぎ」。
それに、熊本にゆかりのある4名の若手弦楽奏者。
それぞれ、演奏力は折り紙つき。
箏 角田ちひろ  ギター 山下紅弓
   チェロ 佐藤響  バイオリン 木村正貴
聖歌隊はともかくとして、
その他は、とても演奏が楽しみな出演者の方々です。
ぜひご参加下さり、ともに音楽から力をいただき、
奨学金事業にご協力下さいますよう
ご案内申し上げます。

2017年4月13日木曜日

聖木曜日と聖金曜日の礼拝

今夜は、聖木曜日洗足礼拝でした。
洗足式と、聖餐式が行われました。
明日は、19時半から聖金曜日の礼拝。
これに先だって18時から国際礼拝の受苦日礼拝が行われます。
明後日のチャリティーコンサートは、
18時からの予定です。

 

2017年4月11日火曜日

健軍情報111-発行「あの時わたしは・・・」

完成しました。
そして間に合いました。
「あの時わたしは・・・ 熊本地震と健軍ルーテル教会」
 
教会総会での教会員さん方の
「つくりましょう!」「1年に間に合わせましょう!」
という声を受けて1月29日に発行を決議。
2月5日に原稿依頼文書を配布・発送。2月26日原稿締切。
3週間で50本を越える原稿が集まり、編集作業へ。
元印刷会社勤務のフリーのデザイナーさんと
1ヶ月間、通常業務をこなしつつ集中的に作業をすすめ
3月28日に完全版下状態で印刷屋に入稿。
これで無事に4月8日納品予定。
データの一部欠落のため、納品が1日延びる、
というハプニングがありましたが、
4月9日の朝イチの納品で、震災1年の記念礼拝に
すべりこみで間に合わせることが出来ました。

内容は、健軍教会の被災と取り組みの報告
関係4施設の被災と取り組みの報告
避難者さんの原稿10本
教会員さんらの原稿40本
それに、このブログ「健軍情報1~105」からの抜粋28本など
B5版 フルカラー 128頁。

作成費用として、ディアコニアの働きに思いの深かった
松隈貞雄先生のご家族からの献金を用いさせていただきました。
たくさん刷りましたので、希望者にお頒けいたします。
健軍教会に取りに来ていただくか、あるいは
エクスパックライト又はB5版が入る封筒に400円切手を貼り
送付先の住所をご記入の上、健軍教会までお送り下さい。

ご支援下さったみなさまへの感謝をこめて。


2017年4月10日月曜日

健軍情報110-地震からの1年を覚える

昨日は、熊本地震からの1年を覚えて、
健軍教会避難所で生活して居られた方とともに、
音楽礼拝を行いました。
ともに健軍教会避難所の避難者だった、
蓑田駿介さんと大山桂司さんが、ギターで歌ってくださいました。
蓑田駿介さんの「祈り」、大山桂司さんの「被災地を忘れないで」、
それぞれとても印象的な曲であり、また歌声でした。
また、「オハイエくまもと」がチャリティーのために製作された
DVD「くまもとLOVE」収録の、大林由紀さんの「復光」を、
みなさんに聴いていただきました。
礼拝後、オハイエとっておきの音楽祭の実行委員長
入部祥子さんのアピールもあり、なごやかなひとときでした。
ひとつの礼拝で、2回の説教をする、という
めずらしい形の礼拝でもありました。
この日は、震災当時そうであったように、
礼拝後にみんなでカップラーメンを食べて、
当時の写真を見ながら、想い出を語りました。
失ったひとやものを慈しみ、悲しむべきことをしっかり悲しみ
そしてそこからまた、祈りとともに
前に向かってあゆんでいきたいと思います。
大林由紀さんの「復光」と、
大山桂司さんの「がんばれ田中さん」も
収録されたチャリティーCDとDVD2枚セットの
「くまもとLOVE」は、1000円
教会でもお預かりしています。

なお、今週の土曜日15日は18時から
健軍教会でのチャリティーコンサート。
こちらにも、ぜひお出かけ下さい。



 
 


2017年4月7日金曜日

龍野姉妹デュオリサイタル

今夜は、熊本の若手バイオリン・チェロ奏者、
龍野姉妹のデュオリサイタルが、健軍教会で行われます。
龍野マリエさんには、けんぐん水よう音楽会にも
ご出演頂いたことがあるのですが、
今回は妹さんの、しずくさんとのデュオリサイタル。
実力者のお二人ですから、演奏が楽しみです。
4月7日(金)19時から。
チケットは、主催者にお問い合わせを。

2017年4月5日水曜日

健軍情報109-震災1年を覚えて

健軍教会が避難所運営に大わらわであった昨年5月、
ある大手マスコミから連絡があった。
「震災の1ヶ月を記念する集まりを、
健軍教会では計画しておられますか?」との問合せ。
 
マスコミ人としての気持ちはわからないではなかったが、
避難者さんたちを目の前に、
状況と格闘する毎日であったので、正直腹が立った。
 
あれから11ヶ月。
健軍にあってすら、震災は
過去の出来事になろうとしているかのように見える。
しかし、ほんとうはそのように見える、というだけだ。
震災の故に、思いに任せない隘路に
はまり込んでしまっている方々が、大勢おられる。

その方々の心の内が見えないだけだ。
 
あちこちで工事が進み、
傷んだビルが取り壊されて更地になっていく。
あちこち空き地が増えるばかりなので、
これが復興の槌音とは感じられない。
でも、これも長いプロセスの一過程であることは
確かなことなのだろう。
 
今度の日曜日、4月9日。
キリスト教ではキリストの受難を覚える主日とされている。
わたしたちは、震災からの1年を覚える礼拝をもつ。
これだけの困難さに直面させられて、それでも、
だからこそ与えられた神さまからの恵みがあった。
そのことを覚えて、感謝の時を共有したい。
 
そして、いまなお困難な中にある方々に思いをよせ、
おひとりおひとりの復興を祈るひとときとしたい。
 
礼拝の中では、3人の若い方々に歌を歌っていただく予定。
 
1人目は、大林由紀さん。
毎年3月に開催されるオハイエ熊本をはじめ、
病院や美術館など、あちこちでピアノの弾き語りで歌ってこられた。
歌を通して教会と出会い、6年前に受洗。
地震の時には湖東中で避難生活をなさり、
そうしたご自身の経験をもとに
「復光」という復興ソングを作詞作曲なさっておられる。
2人目は蓑田駿介さん。
教会員の息子さんで、昼は教会近隣の人気パン屋でアルバイト、
夜は保育士資格の取得を目指して専門学校に通いながら、
ライブハウスでの演奏など、音楽活動を続けてこられた。
地震の時には、自宅が被害に遭い、
健軍教会避難所で避難生活を続けられた。
3人目は大山桂司さん。
地震の前にも何度か礼拝においでになったことがあり、
地震の時はご家族で教会に避難。
現在、イースターの洗礼式に向けて受洗準備中。
健軍商店街などのストリートでも歌いつつ、
現在は「ささえあいの御船」という事業所に属して
音楽活動に取り組んでおられる。
こうした教会につながる若い歌い手さん方のご奉仕により、
礼拝を通して、復興に向けた元気をいただいていきたい。
どなたでも御参加いただけます。ぜひお出かけください。
4月9日(日)10時30分~
於:健軍ルーテル教会
 
礼拝後は、「あの頃」を思い出して、
みんなでカップラーメンを頂きます!
(笑)