2018年8月31日金曜日

広安愛児園 福富ホーム再建へ

今日は、広安愛児園 福富ホームの
起工式が行われました。
熊本地震の本震で全壊になった後、
愛児園では再建を模索していましたが、
この度、新たな土地を購入できたことから
再建を計画し、無事に入札も成立して
ホーム再建の工事を始めることが出来ました。
いつものように、キリスト教式の起工式でしたが、
今回敷地内に古い井戸の跡があったことから、
施工業者さんの依頼により、
工事の安全ととともに、井戸を閉じるにあたっての
感謝の祈りも盛り込みました。
福富ホームは、本園から少し離れた場所にある
地域小規模施設で、定員6名のホームです。
震災後は、本園での仮住まいを続けて来ました。
落成は、来年早春の見込み。
地震から2年と4ヶ月半。
ようやく「普通の生活」に戻る準備が始まります。
 
 


2018年8月30日木曜日

西日本豪雨ボランティア

西教区の先生方が頑張っておられる
西日本豪雨の被災地ボランティアへ。
朝、始発の新幹線で熊本から東広島駅に向かいます。
駅で水原先生に拾っていただき、今日のチームの方々と現地入り。
 水原先生が、広島教会の教会員さん宅とその周辺のお宅を中心に、
安浦町のボランティアセンターと現場を調整していて下さいます。
ですので、まずボランティアセンターに向かい、
そこで着替えと道具の借り出しを行い、
センターの車で今日の現場へ。
今日は、ひとり暮らしの「おかあさん」のお宅で、
庭の泥の除去と泥で荒れてしまった庭木の整備。
時折、通り雨も降る曇り空で、
それほど暑くもなくボランティア日和!?
作業は15分作業と15分休憩の繰り返しで、
50才を過ぎたわたしでも、なんとかついていくことができますが、
泥を土嚢に詰めて運び出す作業は、なかなか腰に来ます。
今日のお宅の「おかあさん」は、古くで大きなお屋敷にひとり住まい。
当夜は、あっという間に床上120cmまで水があがり、
ひとりで二階に避難していたとのこと。
「おとうさん」の大切なカメラ類はなんとかに二階に避難させたものの、
撮りためた写真が入ったパソコンも、
タンスや家電製品も、みんなダメになり、
夏の暑い間、洗濯機なし、冷蔵庫なし、クーラーなしの暮らしが、
なかなか大変だったとのこと。
洗濯ひとつとっても、自分ではどうにもならず、
ご近所同士の助け合いが本当にありがたかったそうです。
わたしたちは10時頃から15時頃まで作業して、
ボランティアセンターに戻り、借りた道具を洗浄し、
着替えて解散となりました。
 これは、帰りのクルマの車窓からの被災地の様子です。
被災から2ヶ月が過ぎ、人が住んでおられる家については、
少しずつ片付けがすすんでいくのですが、
仮設住宅におられる方々の家にはなかなか
ボランティアが入ることができず、
まったくの手つかずのお宅も少なくない様子。
今日のお宅の「おかあさん」の、
「うちらより、もっと大変なひとたちがおってじゃけぇ」、
という語り口は、熊本地震の折にもたびたび聞きましたが、
まだまだ復興どころか復旧にもほど遠い、
西日本豪雨の被災地でした。



2018年8月27日月曜日

九州セミナリオへ

秋の九州教区九州セミナリオ開講に向けて
発題担当者が集まってのうちあわせです。
テーマは「世にあるキリスト者の姿」。
今年の秋から来春にかけて、
3回の連続講座が計画されています。
博多まで出かけ、
九州教区事務所にあつまって、
意図や計画を話し合った後は、
楽しい懇親会のひとときでした。



2018年8月26日日曜日

さよなら夏休み 夏雲と満月

夏休み最後の日曜日。
広安愛児園恒例の「夏休みさよならパーティー」が行われました。
開始時間の6時には、ご覧のような力強い夏雲。
プログラムが進むにつれて、
次第に夕闇に包まれていきます。
今年は、すぐご近所出身の
音楽ユニット「もふもふ」のみなさんの参加もあり
会場を盛り上げて下さいました。
7時を過ぎて、高校生が出店する夜店が始まる時間には、
ご覧のような綺麗な満月が
雲の間から顔を出してくれました。
かつて「夕涼み会」と呼ばれていた、
この夏休みさよならパーティーが終われば、
子どもたちは今週から学校が始まります。
教会も、秋のプログラムに向けて、
ピッチをあげていきます。
バザーの商品も、すでに続々と集まりつつあります。
チャプレンのわたしは、
さんざんごちそうをいただき、
最後に終わりのお祈りをさせていただいて、
帰路につきました。
 
 


2018年8月25日土曜日

宇土での礼拝の後

この日は、依頼されて
大江教会宇土集会所の礼拝に出かけました。
宇土の会衆の方々とみ言葉をわかちあったあと、
天気がよいので、思い立って
長部田海床路をまわってかえりました。
もう少し満潮に近い時間だと
それらしい写真が撮れるのですが、
あいにくの引き潮でした。
途中、サギが群舞しているのを見かけました。
鷺も群れるのですね。




2018年8月24日金曜日

ドリームカフェで陶芸体験

ドリームカフェというのは、
日本基督教団と在日大韓教会が、
御船の仮設団地の集会所で展開している
カフェ事業の名称です。
熊本地震からすでに2年と4ヶ月が経過していますが、
仮設住宅に入居した方々の誰もが、
2年で転居先を準備できるはずもなく、
一応の基準を設けて1年の延長が認められているのです。
カフェ事業は、こうした仮設団地にお住まいの方々の
コミュニティづくり、地域づくり、居場所づくりのため。
また、相談事をふくめて話しあえる関係を築いていくために
不可欠な取り組みといえます。
御船健康センターの避難所時代から
営々と、この取り組みを担っておられる
上記エルピス熊本の方々の継続的な働きに頭が下がります。
さて、このカフェに時々参加させていただいていることの
役得として、わたしも住民やスタッフの方々とともに
陶芸の体験をさせていただいたのですが、
前々回参加したときに作らせていただいた小鉢に、
先生が釉薬をかけ、
見事に焼き上げてお持ちくださいました。
ご自分が作られた作品を受け取られた
住民の方々の笑顔がとても印象的でしたし、
なんであれ色々作ることの大好きなわたしにとっても、
わたし自身のいやしの時間になりました。
スタッフの方々は、またなにやら新しい
工作の準備をしておられます。
お手伝いになっているのかどうか、
はなはだ疑問ではありますが、
また楽しみに参加したいと思います。


健軍教会 8月26日の礼拝

聖霊降臨後第13主日礼拝
 
主日第1礼拝 6:30~ 於:健軍教会礼拝堂
主日第2礼拝 10:30~ 於:健軍教会礼拝堂
 
説教「あなたを恐れない」小泉基牧師
 
どなたでもご参加いただけます。

九州学院・ルーテル学院の学生さんを歓迎いたします。

 

礼拝Q&A
 

2018年8月23日木曜日

御船の仮設団地での取り組み

今日は西日本豪雨の被災地でのボランティアを
予定していましたが、台風のため作業自体が中止に。
そこで、来週に参加を予定していた
御船の仮設団地でのボランティアに
急遽振り替えました。
大阪市立大学の協力に建てられたというモダンな甘木仮設
 
 
御船では、日本基督教団の九州教区と
在日大韓教会とが、エルピス熊本として
避難所時代から継続してきたカフェ事業を、
仮設団地で継続しています。
毎週2回、チラシを配布し、お茶やお菓子の準備し、
アイロンビーズや革細工、また
ボランティアの先生の協力を得て、
陶芸などのプログラムを提供します。
地道な取り組みの継続に、ほんとうに頭が下がります。
もうあまり報道されることもありませんが、
熊本地震のために仮設住宅で生活しておられる方々は、
まだ3万人を超えていると思われます(4月段階で3.8万人)。
先月、先々月と、御船町でチラシをポスティングしましたが、
退去されたお宅は、実感としては少し増えて3割くらいでしょうか。
復興住宅の建設は、なかなか進みませんし、
自宅の再建にもさまざまな課題があります。
各地で自然災害が続いていますが、
被災地の取り組みは、簡単に終わるわけではありません。
仮設団地で暮らしておられる方々の心に寄り添う
ドリームカフェに、
これからも時々顔を出していきたいと思います。

 


2018年8月22日水曜日

大阪城のおひざもとにて

大阪城のおひざもと、大阪ルーテル教会で開催された
るうてる法人会連合全体研修会に参加しました。
テーマは「30年後の日本に必要とされる私たちの働きとは」
うーん、社会福祉施設、幼稚園保育園、学校法人
それに宗教法人が一緒になって話し合う研修ですから、
いつもの教会ベースの話し合いとは、
かなり視野が異なります。
それだけに刺激も多い。
前日から行われたルーテル社会福祉協会の総会では、
施設におけるチャプレンの働きについての鼎談に加わらせていただきました。
健軍教会と関係施設の協力関係について、お話しさせていただき、
教会と施設が良好な関係であゆむことができる
ありがたさを、あらためて感じた次第。
また、大阪のるうてるホームの施設見学もさせていただき、
スタッフの方々の熱い思いにも触れて、
全国にがんばっておられる仲間がおられるのだと
思いを新たにしました。
受け入れて下さった大阪教会、
るうてるホームのみなさん、
おせわになりました!


2018年8月13日月曜日

聞き取りプロジェクト

健軍教会の今年の取り組みに、
第2期「聞き取りプロジェクト」という活動があります。
これは、教会の高齢化をふまえた取り組みのひとつとして
教会の信仰の先輩方のこれまでのあゆみを、
インタビューによって聞き取り
それを記録としてまとめていく、というものです。
かつて2009年に一度取り組まれて、
そのときには11人の方々の記録がまとめられ、
その多くは教会の60周年記念誌に掲載されたところでした。
2009年第1次プロジェクトの聞き手ミーティングの様子
それから9年の時が流れ、ふたたびこれに取り組もうと
機運がたかまり、今年の取り組みとなりました。
プロジェクトでは、比較的若い聞き手にあたる者たちが
語り手の方々に2回にわたってインタビューを行い、
それを教会の月報の別冊として発行していきます。
今回の計画の7名の方々のうち、
すでに5名の方々のインタビューが終了し、
そのうち3名の方の記録が発行されました。
このプロジェクトを通して、聞き手や読み手が
先輩方の信仰の思いを受け継いでいくこととあわせて、
年をとることによって、礼拝になかなか来にくくなったり、
奉仕しにくくなったりしていく先輩方を、
もういちど教会の真ん中に取り戻してく、
という意図が実現されていきます。
 
この方々の信仰の歩みや流した汗によって、
今の健軍教会や関係諸施設が生き生きと存在しうるのだ、
と、改めて感じられるのです。
ですから、週報の文字を大きくしたり、
誰にでも使いやすい障害者用トイレを設置することなどと併せて、
健軍教会にとって、とても大切な、
信仰の先輩方を大切にする取り組みなのです。
 
今年中に、あと4名の方々の聞き書きが発行される予定。
また、あらたな人や教会の歴史と出会うのを
楽しみにしているのです。
 
 



2018年8月12日日曜日

健軍教会 8月19日の礼拝

聖霊降臨後第13主日礼拝
 
 
主日第2礼拝10:30~ 於:健軍教会礼拝堂
 信徒証言「許されてここにいる」高濱留都 姉
 
どなたでもご参加いただけます。
九州学院・ルーテル学院の学生さんも歓迎いたします。
 礼拝についてご不明な点は・・・
http://kengunlutheranchurch.blogspot.com/p/blog-page_2729.html

※ 8/19の6:30の礼拝は臨時でお休みになります。


2018年8月9日木曜日

健軍教会 8月12日の礼拝

聖霊降臨後第12主日礼拝
 
主日第1礼拝 6:30~ 於:ライトハウス ホール
 
主日第2礼拝10:30~ 於:健軍教会礼拝堂
 
説教「私が行くのか?」 小泉基牧師
 
 
どなたでもご参加いただけます。
九州学院・ルーテル学院の学生さんも歓迎いたします。
 
礼拝Q&A
http://kengunlutheranchurch.blogspot.com/p/blog-page_2729.html

※ 8/19の6:30の礼拝は臨時でお休みになります。

2018年8月8日水曜日

きれいなドレスと

教会員さんの、きれいなドレスとすてきなパートナー。
 いわゆる結婚式の前撮り、というやつです。
 30年も前、韓国でよくドレス姿で撮影しているチームを
みかけたものですが、日本でもすっかり一般的になりましたね。
式はもう少し先なのですが、
しあわせな家庭を築いていだたきたいですね。
 
 

2018年8月6日月曜日

平和の祈り

昨日はルーテル教会の平和祈願日。
礼拝で、九州教区社会奉仕部が作成した
平和の祈りが祈られました。
 
2018年九州教区平和の祈り
司)主なる神さま、私たちは平和を希求し祈ります。
司)抑圧されている人々と抑圧している人々が、
 会)互いに解放し合えますように。

司)障がいを持つ人々と障がい者ではないと思っている人々が、
 会)互いに助け合えますように。
司)耳を傾けてくれる人を必要としている人々が、
 会)あまりにも忙しくしている人々の心に触れますように。

司)家のない人々が、
 会)自分の扉を開きたがらない人々に喜びをもたらしますように。
司)独り寂しくしている人々が、
 会)一人で十分と思っている人々の心を癒しますように。

司)貧しい人々が、
 会)富める人々の心を溶かしますように。
司)真理を求める人々が、
 会)見つけたと思って満足している人々に命を与えますように。

司)死にたくないと思いつつ死に瀕した人々が、
 会)生きるのは大変なことだと悟っている人々に慰めを与えますように。
司)愛されていない人々が、
 会)愛することのできない人々の心の鍵を開けられますように。

司)囚われている人々が、真の自由を見いだし、
 会)恐れから他者を解放しますように。
司)路上で寝泊まりしている人々が、
 会)彼らのことを理解できない人々と、
     彼らの柔和さを分かち合えますように。
司)空腹の人々が、
 会)飢えることがないと思っている人々の
       目を覆っているベールを引き裂きますように。
司)希望もなく生きている人々が、
 会)生きることを恐れている人々の心を洗い清めますように。

司)弱い人々が、
 会)強い人々を困惑させ、救いますように。
司)暴力が
 会)共感によって打ち負かされますように。

司)暴力が
 会)平和の人々によって消滅させられますように。
司)暴力が
 会)全面的に傷つきやすくて弱い人々に屈服しますように。

一同)平和の主、み子イエス・キリストのみ名によって祈ります。
アーメン
                (知的障がい者のコミュニティ「ラルシュ」創立者のひとりである
テレーズさんの祈りより)
 
九州教区は2016年の教区総会で
以下のような平和を求める声明を採択しました。
 
平和を求める声明
 わたしたちは、平和を愛するキリスト者として、
平和憲法の精神を貴び、
すべての軍備増強と基地建設に反対す るとともに、
近隣諸国と、信頼と和解に基づく平和的な
 関係を築くことを希求します。
 日本福音ルーテル教会九州教区

第45回定期総会
 
平和を求めるささやかな取り組みのひとつをご紹介
「キリスト者有志」の平和を求めるハガキ


2018年8月4日土曜日

夏期聖書学校 肉とみ言葉

九州教区の夏の伝統行事 夏期聖書学校。
昨年の平和セミナーに引き続き
阿蘇復興の一翼を担う
YMCA阿蘇キャンプ場での開催となりました。
昨年から引き継いだのは、会場だけでなく
夕食メニューの赤牛のもも肉炭火焼き!
なんとも贅沢な気分にさせてくれます。
今年の講師は米国福音ルーテル教会からの宣教師
安達均先生。聖書の読み方について、
初日はキリスト教の歴史的経緯から、
2日目は、カトリック教会が実践してきた
レクティオディヴィナという手法を用いて
参加者にわかちあって下さいました。
事前の情宣がもうひとつだったのか、
参加者は多くはありませんでしたけれども、
 
 美味しいお肉に、
 充実したみ言葉のわかちあい。
なかなか贅沢な2日間のプログラムとなりました。



2018年8月3日金曜日

盲伝第65回全国修養会 中村哲さん

日本盲人キリスト教伝道協議会
第65回全国修養会in福岡
今年の講師は、ペシャワール会の中村哲さん。
講演「アフガンの大地を潤す命の水」。
なぜお医者さんが、重機をあやつって河川工事をしているのか。
かざらず、気負わず、淡々と
現地の方々の生活をよくするために汗をかいていく。
その結果、お医者さんが土木工事に取り組むことに。
絵本「木を植えた男」を彷彿とさせる
あたたかいメッセージでした。
2日目の朝は、
ながく盲界のリーダーであった「阿佐博先生を覚える集い」から。
ヘレン・ケラーとの出会いから、
盲伝の設立に至る経緯を語っておられるテープを聴きました。
阿佐先生の肉声の音源テープを、初めて聴きました。
福音派から社会派まで約80名。
さまざまな教派のキリスト者がともに集う
このひとときを誰もが大切にしている
あたたかい盲伝の全国修養会。
心がほっことりとする2日間でした。