2016年12月30日金曜日

2017年 元旦の新年礼拝 合同礼拝

今年は、1年が主日から始まる、という
カレンダーの区切りのよい年です。
お正月も教会へ
1年を、礼拝からはじめてみませんか。
初詣もよいかもしれませんが、
元旦も、どうぞ礼拝にお出かけ下さい。
なお、同日午後、熊本県合同新年礼拝が
健軍教会を会場に行われます。
今年は宗教改革500年の年
新年主日礼拝
1月1日 10時30分~
説教「今日1日を新しく生きる」小泉基牧師
 
熊本県合同新年礼拝
1月1日 14時~
説教 中出牧夫牧師(熊本ナザレン教会)
主催:熊本県教役者会



2016年12月24日土曜日

2016年 クリスマスイブ礼拝 降誕主日礼拝

 

◆クリスマスイブ・キャンドルサービス◆

12月24日(土) 19時~

クリスチャンでなくても、どなたでも参加できる
クリスマスイブのキャンドルサービスです。
 
今年も、アンサンブルこおろぎと、健軍教会聖歌隊が、
うつくしい歌声を披露します。
お子さま連れで参加してくださっても大丈夫です。
 
車イス・障がい者用トイレも
備えてあります。

礼拝後、お時間のある方は近隣へのキャロリングにもご参加下さい。
壮年会が、おうどんとおそばをサービスして下さいます。

 
◆クリスマス主日礼拝・祝会◆
 
12月25日(日)10時30分~
 
教会での本物のクリスマスのお祝いの礼拝に、
あなたもご参加下さい。
聖歌隊は、ここでもご奉仕の予定です。
こちらも、どなたでも参加できます。
礼拝後は、みんなでお祝い会を致します。

2016年12月17日土曜日

健軍情報104-被災学生生徒奨学金 応援のお願い

健軍教会避難所のしあわせな解消の後、
あれこれの働きを少しずつ手伝ったり、
あちこちで地震の話をさせていただいたりしながら、
健軍教会らしい被災者の支援とはなんだろうかと考え、
役員会でも話し合い、そして少しずつ準備をすすめてきた。
そして、ようやく形になったのが、
被災学生生徒奨学金の取り組み。
 
健軍教会は、めぐみ幼稚園の他に、
熊本ライトハウス、広安愛児園、こどもL.E.C.センターという、
児童福祉施設とともに歩んできた教会である。
その教会の歴史を思い起こしつつ、2012年にスタートさせたのが、
児童養護施設等を卒園して進学していく学生たちに
奨学金を支給する、若枝奨学金という取り組み。
これまで7名の学生さん方に奨学金が支給されてきた。
児童養護施設 広安愛児園
月額2万円と少額であるとはいえ、
返済義務のない給付型奨学金は、
親の支援が薄く、進学など無理とはなからあきらめている
施設の子どもたちに、少しでも進学の希望を与える取り組みと
なってきた、といってもよいと思う。
 
今回の地震を受け、教会と若枝奨学会の運営委員会で協議し、
多くの学生を支えることは無理だけれど、
これまで取り組んできた若枝奨学会の枠組みを通して、
困難な中にある学生さんたちの学びを
支える働きを担っていくことを決めた。
教会関係の、あるいは関係校である九州学院、
ルーテル学院、九州ルーテル学院大学の学生さんらの中で、
特に困難な状況の中にある学生さんたちに、
その学びを応援している人がいる、という思いを伝えていきたい。
2号館が解体工事中の九州学院
そのような思いで、この度教会や関係校から推薦を受けた方々
5名に、奨学金の支給をはじめるところまで、
取り組みをすすめることが出来たところである。
ルーテル学院中高の卒業式 2016年
各校から推薦を受けた学生さん方の背景をきくと、
それぞれに支援が必要と思われる方々ばかり。
5世帯のうち3世帯が母子家庭で、
うち1世帯では、この度の地震で父親を亡くされている。
夜学に通って学費をまかなっている学生もおられるし、
4世帯で自宅が全壊し、3世帯が仮設で生活しておられ、
家計急変のため、習い事をやめたり、収入が激変している家庭が多い。
あらためて、奨学金の取り組みの意義を再確認されられる思いであった。
ちなみにこの奨学金の財源は、健軍教会のバザーの益金や、
1年間はチャリティーを目的として開催されていく
けんぐん水よう音楽会からのの寄付金、
また、みなさんからのカンパ・賛助会費などである。
年間120万円準備できれば、
5名の学生さんの学びを支えることができます。
みなさんの応援をお願いする次第です。

若枝奨学会 被災学生生徒奨学金
賛助会費は 年間1口3000円(複数口歓迎)
郵便振替「健軍教会若枝奨学会」
加入者番号「01770-2-123757」


健軍情報103-西原村のクリスマスに

西原村の小森仮設団地には、
広い西原村のあちこちで被災された方々が315世帯、
肩を寄せ合うようにして暮らしておられる。
 同じ規格のプレハブが立ち並ぶ、この殺風景な仮設団地の各ご家庭に、
少しでも温かいクリスマスの香りを届けたい、という
とあるボランティアさんの呼びかけに応じ、健軍教会でも
8人の会員さんが、315世帯のうちの26世帯に
心のこもったクリスマスカードを準備してくださった。
印刷された"マス"対象の手紙ではなく、
相手の名前は分からなくても、プライベイトな、
手書きのカードが送りたい、という依頼に、
教会員さん方が応えて下さったのだ。
(各地からのカードで315世帯分が確保されたそうです)
すると、女性会の有志の方々が、せっかくなので、
カードだけでなく、ささやかでもクリスマスプレゼントを、
ということで、315世帯全部に小さな靴下を縫って下さり、
それにクリスマスのキャンディーを詰めたプレゼントを作ってくださった。
 昨日、託されたそのプレゼントを、西原村の仮設団地に届けてきた。
(実は、半分だけを車に積んで出かけてしまい、
後でもういっかい残りを届けることになる、という失態付)
受け取ってくださったのは、同仮設団地にお住まいのHさん。
これを、日曜日に下関の劇団の子どもたちが、
一軒一軒お宅を訪問して届けて廻ってくださるのだという。
うちからのプレゼントの他にも、小さなかわいい手作りリボンのついた
クッキーの包みも用意されていた。
それで、プレゼントを届けに行っただけなのだけれど、
上がり込んで、ついつい話し込んでいたら、Hさんのお母さまが、
のっぺじるとお漬け物を出してくださる。
なんだか母の味で、ほっこりするひとときでした。
Hさんによれば、かつての集落にお住まいだったみなさん
これからのことについて、どうすべきなのか、それぞれ迷いの中にあるという。
全壊になってしまったHさんのお宅も、山あいの集落なので、
地震で緩んでしまった地盤が崩落する危険がある。
集団移転をすすめようという話もあるが、
そうすると、新たな土地を買い取って、そこに家を建てることになる。
もとの土地が売れるわけではないので、土地と家との二重の出費になる。
本当なら、もとの土地に戻って家を建てたいところだけれど、
かといって、だれも「大丈夫だ」とは保証してくれないし、
行政が区画の整備をしてくれなければ、
自分の家だけ建てても生活は困難だ。
というわけで、国交省との話し合いも3度に及ぶが、
来るたびに違う話が出てくるし、
みなさん先の見通しが立たずに、どうしたものか、ともやもやしたまんま。

7月に阿蘇を回った折に、いち早く家屋の解体が進められていた
西原の山あいの集落の様子がありありと思い起こされる。
そんなこんなで、熊本では
みんなもやもやしたまま、年が暮れていくのだ。
せめてクリスマスが、おひとりおひとりにとって
希望をはぐくむ時となるように、
と、祈るばかりである。


2016年12月9日金曜日

健軍情報102-健軍教会のクリスマス

震災からの復興を祈る
健軍教会のクリスマスの集いは、
関係する施設のクリスマス等も含めると、
ちょっと多すぎて全部を紹介しきれません。
ここでは、主要な4つのクリスマスをご紹介し、
みなさんの参加を呼びかけたいと思います。
◆ファミリークリスマス◆
12月10日(土)19時~
地域の子どもたちや家族に向けたクリスマスイベント。
今年も、1)めぐみ幼稚園のお母さんたち、コールグレイスによる
歌とトーンチャイムの演奏
2)元健軍教会避難所の避難者である、
シンガーソングライター大山桂司くんの弾き語り。
3)大村純子さんら、ミュージックアートクリエイション&朗読CoCoRoによる
おんがくえほん「さんたさんからきたてがみ」の上演など、
なかなか盛りだくさん。ぜひ子どもになった気持ちで
ご参加下さい。
◆CS合同クリスマス◆
12月11日(日)13時10分~
健軍教会の4つの教会学校による合同のクリスマスのお祝い。
本校・ライトハウス分校・広安愛児園分校・こどもL.E.C.センター分校の
子どもたちが集い、礼拝をともにし、それぞれ趣向を凝らした発表をします。
ぜひ、子どもたちの練習の成果をごらん下さい。
◆クリスマスイブ・キャンドルサービス◆
12月24日(土) 19時~
今年も出演は、アンサンブルこおろぎと、健軍教会聖歌隊。
無謀にも、聖歌隊は新曲に挑戦中です。
はたして間に合うのかどうか?
天使の歌声を聞かせますから、ぜひお出かけ下さい。
礼拝後、お時間のある方は近隣へのキャロリングにもご参加下さい。
壮年会が、おうどんとおそばをサービスして下さいます。
◆クリスマス主日礼拝・祝会◆
12月25日(日)10時30分~
教会での本物のクリスマスのお祝いの礼拝に、
あなたもご参加下さい。
聖歌隊は、ここでもご奉仕の予定です。
礼拝後は、みんなでお祝い会。
復興に向けて祈りをあわせつつ、
楽しいクリスマスを健軍教会でお過ごしください。
 

2016年11月28日月曜日

健軍情報101-復興へのひかり

熊本市街から、夜、市電に乗って健軍方面に向かうと
鶴屋デパートから始まって、九州学院
マリスト学院、神水教会、と
つぎつぎに立派なイルミネーションが現れて、
車窓を楽しませてくれます。
赴任からこのかた13年間、なんとなくそうした
イルミネーションから背を向け続けてきたのですが、
やるなら今年しかありません。
1995年の阪神大震災の年に始まった「神戸ルミナリエ」に
あやかるわけではありませんが、
健軍地域の方々に、
復興への希望となるような光をとどけましょう!
と先週、教会員さんと準備の作業に取り組みました。
なんせ初めての試み。
しかも素人仕事ですから、うまくいくかどうかわかりません。
イルミネーションはインターネットで購入して費用を抑えます。
10メートル×9本。トップの星は別売りです。
これに、ハンズマンでステンレスワイヤーを買ってきて
インシュロックで留めていきます。
 ここまでは順調でしたが、問題は設置作業。
当初計画した、屋根上の十字架に、
ひもを結んだボールを投げて引っかけて吊す、
という案は、ワイヤーがセンターで安定せず、
うまくいきませんでした。
この日はここまでで時間切れ。
そこでプランBに変更し、改めて作業。
3階の屋内の壁にアンカーを打ち込んで
両窓からワイヤを出して吊すことに。
なんとか設置作業を終了しました。
点灯は、アドベントのイブである11月26日から。
健軍の街ゆく人々に、
少しでも明るい想いを届けられれば幸いです。


2016年11月15日火曜日

健軍情報100-3つの力が合わさって

例年、雨に悩まされてきた健軍教会バザー。
復興バザーとして開催された今年は、
雲ひとつない晴天のもとで行われました。
 広安愛児園
こどもL.E.C.センター
熊本ライトハウス
めぐみ幼稚園
健軍教会教会学校の子どもたちが集う
子ども祝福礼拝では、大勢の子どもたちで礼拝堂が満たされ、
子どもたちはひとりひとり聖壇に昇って牧師から祝福を受け
女性会からのプレゼントを受け取ります。
その間にも、教会の入口には地域の方々が長蛇の列で
開店を待ちます。
 11時30分に、まず屋外の売り場が開店。
礼拝後、大急ぎで礼拝堂を食堂に配置換えし、
11時45分には、屋内の売り場も開店します。
 屋外では、焼きそば、焼き鳥、アメリカンドック
ワッフル、ポップコーン、ジュース
こどもくじ、キャンディーレイ、おもちゃ、
それに、家具売り場、古着売場が開店しています。
 地域の方々がまっさきに向かうのは、
リサイクル品売り場。両手に持ちきれないほどの商品を抱えて
なんどもレジに並ぶ方もおられます。
こうした商品の数々も、どこからやってきたかと言えば、
もともと地域の方々が持ち寄って下さったものです。
地域の方々が楽しみにしてくださっているバザーですから、
また、この収益を、地域に還元していきたいのです。
屋内では、リサイクル品、手芸品、食品、
カレー、お寿司、だご汁、みつ豆、コーヒーセット、紅白万十
といった売り場が開店しています。 
教会員だけでは、スタッフに限りがありますから、
例年学生さん方に応援をお願いしています。
今年は、ルーテル学院からふたりのボランティアさんが
参加してくださいました。
 そして、なんといってもこのバザーの特徴は、
関係施設の全面的な協力のうちに開催されることです。
バザーは、関係施設の担当者さん方と会議を重ね、
その目的や収益の使途についても、
いっしょに確認していきます。
 その上で、それぞれが慣れた売り場を担当して下さいますから、
準備や当日の協力体制もばっちりです。
 今年のはじめての試みは、
健軍教会の元避難者、大山桂司くんに
ゲリラライブを開催してもらったこと。
ブルーハーツの「青空」や、
忍たま乱太郎の「勇気100%」など、
それぞれの世代に響く選曲で、
会場を沸かせて下さいました。
地域と施設と教会のそれぞれの力がうまくブレンドされて、
今年も楽しいバザーになりました。
神さまに感謝です。
収益は、まだ金額が確定していませんが、
被災された学生さん方の奨学金のため、
また被災された障がい者さん方の
支援の働きのために用いられます。
 

2016年11月12日土曜日

健軍情報99-復興バザーはなんのため?

この1週間は、健軍教会にとっては、
怒濤のバザー週間。
バザー1週間前の日曜日。召天者記念礼拝が終わると、
倉庫に山積みになっていたバザーの商品を、
みんなで一斉に運び出します。
 この日、たまたま礼拝に参加しておられた
被災地障害者センター熊本のボランティアのおふたりも、
わけもわからず、仕事に巻き込まれていきます。
ボランティア!?お疲れさまです。
その日のうちに、あらかた会場の設営を終わらせます。
今年は、例年よりリサイクル品の献品が多いようです。
ここまで、すませたところで、
わたしは月曜日から東京出張。
飛行機からは、翼の下に、赤く色づいた阿蘇の全景。
先日の噴火で、噴煙が一宮方面に流れた様子が見て取れます。
 そして、東京に近づいたところで、今度は翼の上に富士。
ちょっとはっきりしませんね。
ともあれ、わたしが留守にしていた3日間も作業は続きます。
休憩時間のための甘い物のお土産は必須ですね。
さて、本日土曜日。
この日は朝から、教会壮年会に加えて、
広安愛児園、こどもL.E.C.センター、
熊本ライトハウスからも応援を得て、テントの設営です。
テントはめぐみ幼稚園から。
晴天予報なので、今年は7張り。
助っ人が多かったので、あっというまに張り終わりました。
教会の正面玄関側に、「ご自由にお持ちください」の
食器の箱を配置してみました。
いよいよ明日がバザーですから、
宣伝効果を狙っています。
通りがかりの方が、箱から2つ、3つと持ち帰られます。
みんな、ごっそり食器を失いましたからね。
今日の賄いはハヤシライス。
テントの下で頂きました。
さて、健軍教会では、関係施設を卒業して進学していく
学生さんたちのための奨学金制度を、3年前からスタートさせました。
教会と関係施設が、多くの方々からも支援を得ながら
運営をはじめた、若枝奨学金の取り組みです。
今回のバザーでは、その収益金を、
この奨学金の枠組みを活かして現在制度を準備している
被災学生生徒奨学金のために用いる計画です。
この新しい奨学金制度の概要についても、
近いうちにみなさまにご報告できると思います。
その他に、被災地障害者センター熊本の働きのためにも用いられます。
明日は、いよいよバザー当日。
子ども祝福礼拝は10時30分から。
復興チャリティー教会バザーは11時30分から、14時頃までです。
ぜひみなさん、遊びに来て下さい。
 おまちしています!
 
 


2016年11月10日木曜日

健軍情報98-ちょっとずつ不便なのだけれど口にしづらい健軍の日々

改修工事中の熊本日赤病院
なんだかやっぱり、微妙に不便なのだ。
でも、それがどうしたのだといわれれば、
それほどのこと、というわけでもない。
別に、比較的近所のスーパー6軒のうち3軒が閉鎖・撤退していたって、
残りの3軒で買い物が出来れば、それほど大きな問題というわけではない。
時折出かける大型ショッピングセンターが、
2軒とも半分しか店を開けていなくても、
それで生活が困るほどのことではない。
行きつけの飲み屋が何軒かつぶれたって、
映画館や音楽ホールの再開が遅れていたって、
別に食べるに困るほどのことではないのだ。
教会の隣の焼き鳥屋は仮設店舗で営業中。まだ健軍に戻れない。
 健軍から東に車を走らせれば、累々としたがれきの広がる益城町。
西に向かえば、少なくとも見た目には
不自由さを意識せずとも暮らせるようになってきた熊本の市街。
その狭間にあって、多少の不便だの何だのと口にしづらい狭間の地域に、
健軍の人たちは暮らしている。
地域の子どもたちの思い出を刻んだ秋津有楽園も廃業した。
家賃収入を年金生活の足しにしていた別宅が全壊して、
老後の生活設計に不調をきたしても、
自分が住んでいる家が無事ならば、困ったと口にするのは憚られる。
これから売電して設置費用を回収するつもりで
屋根の上に設置したばかりの太陽光パネルが壊れて、
資金回収の見込みが立たなくなってしまっても、
雨漏りしている屋根よりは、だいぶんましという他ない。
家屋の一部損壊では、事実上なんの支援もないわけだし、
壁のヒビや柱の間のすき間などは、それが個人の住宅なら、
工務店に相談したとしても、、
「とうぶん見ないようにして眼の方を塞いでおいて下さい」、
とでも云われるのがオチだ。

避難者さんが暮らしていた教会の裏のアパートも更地になった。
みんな、あれこれ少しずつ不便や不満があり、
でも暮らしづらい仮設住宅のひとたちの生活を思えば、
大きな声で不満を口にするわけにもいかない。
そのたびに、そのつぶやきをそっと呑み込むだけだ。

工事中の日赤。市民病院は移転新築の方針だという。
これは我が家のはなし。
部活でしたケガの手術を、ほんとはすぐに済ませて
1日でも早くリハビリを始めたかったのだけれど、
近隣の市民病院は「倒壊の恐れあり」で、閉鎖したまま。
その結果お世話になった日赤病院は、市民病院の患者さんを受け入れて大混雑。
病棟にも順番に補修工事が入っている関係で、手術は2ヶ月待ち。
それで練習への復帰も2ヶ月先延ばし、というわけ。

熊本空港も店舗の半分は閉鎖され、全面復旧にはほど遠い。
 そんな、歯がみしたり、机を叩いたりするほどでもないような
微妙な不自由さを誰もがのみ込みこんで、
健軍の人たちは、西を見たり、東を見たりしながら、
日々を過ごしているのだ。