2019年10月1日火曜日

週報ひとこと(25)20190929


 無実を訴え続けて死刑確定を覆した免田栄さんは、私にとってニュースの中の方でしたが、慈愛園の潮谷総一郎さんや熊本ライトハウスとの関係など、ここへきて思いがけず身近な存在となりました。
 
 熊本大学に寄贈された免田さんの手紙や裁判の資料などの展示を見に行きました。冤罪のため34年もの時間を奪われ、刑の執行に怯えさせられていた免田さんは、詩編23編「たとえ死の影の谷をゆくとも」に共感し、その心を支えられたそうです。6度の再審請求という真実のための粘り強い闘いは、信仰に支えられたのでした。

 その歩みを研究者は「地の塩」(マタイ福音書5:13より)と表現しています。世の腐敗を防ぐ塩の役割を果たすために、多くの犠牲があったことを受け止め、同じ痛みを生み出さないために学びたいと思います。
 展示は明日(9/30)まで、熊本大学図書館にて開催。

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