2016年9月3日土曜日

健軍情報86-致し方ないのか

益城総合体育館へと向かういつもの道
北日本の台風被害に、胸痛む思いがして、
支援物資として戴いていた長靴と雑巾を、
さっそく岩手県に向けて発送したら、
今度は熊本に台風が近づいている。
とりあえず気持ちだけでも、と思い倉庫の品を発送したが・・・。
このところ、
少し大きな余震が続いていると思っていたら、
今度は台風。
余震もまずいが、台風もまずい。

市内では、
少しずつ減ってきているといわれている屋根のブルーシート。
益城ではあまり減っていないように思える。
それにもまして、シートを貼るまでもなく放置されている
廃材や危険家屋のことも心配だ。
廃材が町中にまき散らされることになるのか
 傾きつつもなんとか建っている危険家屋の数々。
中に人は住んでおられなくても、
引越に備えて、家財を保管しておられる方が多い。
シートが飛んだり、雨が降り込んだりすると、
家財は仕えなくなるし、家自体も加速度的に傷んでいく。
 
あまり見かけない看板だが、必要だとするなら町中に必要だ。
そもそもこうした家屋は、
秒速何十メートルという風には到底耐えられそうもない。
風で建物が倒れたり、廃材が風に煽られて舞い散っていく、
となると、街中がどうなってしまうのか。
益城町木山周辺にて

少しずつ「廃屋」に近づいていく家屋と、
少しずつ「廃材」に近づいていく廃屋が、シームレスに連なっている。
すべての処理に2年かかるというのだから、
致し方ないといえば致し方ないのだろうが、
あまりに痛々しい町並み。

 
台風被害の大きくならないことを祈るのみ。

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