2019年6月8日土曜日

エステルハージー・アンサンブルのコンサート


オーストリアからの「エステルハージー・アンサンブル」が全国各地で演奏しました。今年は日本とオーストリアの友好関係がはじまって150年の節目であり、その記念となる来日公演でした。熊本での演奏会場として、当教会をお使いくださいました。2019年6月6日のことです。

このアンサンブルの特徴は、なんと言っても幻の楽器「バリトン」です。
ヴィオラ・ダ・ガンバのようですが、通常の弦が張ってある裏側にも10本ほどの弦があり、それも弾いていわばメロディとベースを同時に演奏でき、互いの弦と楽器とが共鳴し合う楽器です。
演奏も楽器の制作も難しく、ハイドンの時代に大いに用いられるも、今や幻となっています。

その形状も美しいバリトン、そしてバロックヴィオラとバロックチェロのアンサンブルの音色に誘われて不思議と優雅な宮廷にいるような非日常を楽しむひとときとなりました。

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