2020年3月9日月曜日

週報ひとこと(44)20200308



旧日本軍の従軍慰安婦被害を記憶し、日本政府の謝罪と賠償を求め日本大使館の前で続けられる抗議のシンボルが「慰安婦像」(韓国では「平和の少女像」)です。
 
訪ねた日は雨が降っており、少女像はレインコートをまとっていました。
隣の椅子に腰掛け、雨に触れた手に触れると、当たり前ですが冷え切っていました。

私のあとに座った同僚の姿に、衝撃を受けました。
同僚は、自分が持っていた傘をそのまま少女像へと差しかけたのです。

私は「像」とみなし、同僚は「人」として接したのでした。

自分の至らなさを恥ずかしく、少女たちに申し訳なく思いました。

安井宣生

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