2014年3月14日金曜日

3月11日を覚える連祷

司式:神さま、先の震災・津波・原子力発電所の事故により3年の月日が経とうとしています。今なお、傷つき、痛みの中におられるすべての方を覚えて祈りを献げます。

会衆:主よ、私たちの御前での祈りを、慈しみをもってお聞きください。

司式:神さま、家族を失い、仕事を失い、故郷を失い、安全に生活できる環境を失った方々、また故郷に帰れず、さまざな事情の中で、再統合を阻まれている多くの家族のことを覚えて祈ります。あなたがすべての傷つく心に癒しを与え、苦難と試練を乗り越えて、再び立ち上がってあゆむことが出来るように助けて下さい。

会衆:主よ、どうか、うずくまっている方々、立ち上がろうとしておられる方々に、勇気と力とを与えて下さいますように。

司式:神さま、あなたが託してくださった、この世界を守り育んでいく働きを、充分に果たすことが出来ないわたしたちをお許しください。コントロールすることの出来ない原子力を用い、豊かな自然と子どもたちの安全を危険にさらしてしまっているわたしたちに、新しい道を歩む力をお与えください。

会衆:主よ、あなたから託された働きを、忠実に果たすことが出来るよう、あなたの力強いみ手で、わたしたちを導いてください。

司式:神さま、困難な中にある方々を支えるためになされているすべての支援の働きを祝福して下さい。そのためにあなたが、ルーテル支援センター「となりびと」の働きを用いて下さったことを感謝するとともに、形を変えて継続されて行くであろう新たな教会の働きに力を与えて下さい。

会衆:主よ、わたしたちもまた、それらの業に連なっていくことが出来ますように。あなたがわたしたちを用いてください。

司式:神さま、わたしたちの想いを越えて、あなたの聖霊をもってわたしたちを導き、あなたのみ心が、天のみならず、地上でも行われるように、わたしたちを祝福してください。

会衆:主よ、わたしたちの足りない祈りをかえりみてください。

一同:主、イエス・キリストのみ名によって祈ります。
 

    アーメン。

※ 3月9日の主日礼拝において、「3月11日を覚える連祷」を祈りました。
※「震災からの3年間を記録する会」の呼びかけに応えてアンケートの回答をお送りしました。

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