2018年10月19日金曜日

深まる秋の御船と仮設団地の今

深まる秋
  熊本地震から2年半を迎えた10月14日。
熊日は仮設住宅への入居率が
いまだ62%であることを告げていた。
借り上げ型のみなし仮設を含めると、
最大で4万7千人を超えた仮住まいの被災者さんの中で
自宅や復興住宅に転居できた人たちは約半分。
今なお2万5千人近い人たちが仮住まいなのだ。
仮設団地の被災者さんたちの孤立を防ぐために
教会関係者が行っているドリームカフェ。
フィールドにしている御船町でも仮設の入居率は約7割。
田んぼの中にたたずむ今城仮設団地
昨日、そんな御船町今城仮設でのボランティアに参加した。
ドリームカフェが巡回している8つの仮設団地のなかで
今城仮設の方々が大好きなのがアイロンビーズ。
そこで、わたしの仕事は、被災者さん達とおしゃべりしながら
ボトルに入った大量のビーズを色ごとに分別していくこと。
微妙な色の違いがあるので、集中力も必要なのだが、
嫌いじゃないのです。
こういう地味な達成感を味わえる仕事。
帰りに、自治会長のEさんから、
毛糸で編んだタワシをいただく。
小さなプレゼントを通して伝わる感謝の思いが嬉しい。
 
熊本市内から御船に向かう国道。
2年半たってもひどい状態のママ放置されていたが、
ようやく補修の工事が始まった。
地震は一瞬だが、震災後はこうして延々と続いていく。
息の長いドリームカフェの支援活動に頭が下がる。
 
2017年1月 撮影
2018年10月18日 撮影
御船の里に暮れゆく夕日 (同日)

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